シルキーパワー(フェイジョア)

熱帯果樹 フェイジョア

フェイジョアとは

『フェイジョア( Feijoa sellowiana O. Berg)はフトモモ科に属する植物で、その果実の独特な香りより、「パイナップルグアバ」としても知られています。近年の研究により、フェイジョア葉には、抗真菌、抗炎症、抗酸化、抗糖尿病、抗腫瘍活性などの広範囲に及び生物学活性が示唆されています。』

フェイジョア葉エキスにはαトコフェロール·フラボノイド(フラボン·プリメチン·ケルセチン·3-O-アラビノフラノシドグリコシド(アビキュリン)などを含み、フェノール含有量が豊富であることが知られています。

フェイジョアに含有される成分

  • αトコフェロール
  • フラボン
  • プリメチン
  • ケルセチン
  • 3-O-アラビノフラノシドグリコシド(アビキュリン)

など

フェイジョアで期待される働き

  • 抗酸化活性
  • 抗菌活性
  • 便秘改善作用
  • 抗糖尿病活性
  • 抗コリン活性

など

抗酸化活性

酸化ストレスは、糖尿病、アルツハイマー病等の要因であることが理解されています。一般にフェノール化合物が豊富な植物は天然抗酸化物質として広く認識されており、フェイジョアに含有されるαトコフェノールやケルセチンなどの化合物もそれらの抗酸化特性のためによく知られています。

フェイジョア抽出物は良好なラジカルスカベンジャ活性·抗酸化活性を示すことが研究により示されています。それは含有成分であるα-トコフェロール、ケルセチン、その配糖体アビキュリンの存在に起因する可能性が高いと考えられています。

抗·糖尿病活性

抗糖尿病活性の可能性についてα−グルコシダーゼおよびα-アミラーゼ酵素に対する阻害活性を評価しました。α−グルコシダーゼおよびα-アミラーゼ酵素は、炭水化物の加水分解の阻害を通じてin vitroでの抗糖尿病活性の評価の目的の為使用されるモデル酵素で、両酵素の阻害剤は、糖尿病患者の食後高血糖を減少させる効果的な治療法です。

研究の結果は、フェイジョア抽出物が良好なα-グルコシダーゼおよびα-アミラーゼ阻害活性を示すことを明らかにしました。

抗コリン活性

アセチルコリンエステラーゼ(AChE)は、AChE阻害剤(AChEI)を通じてニューロン内の神経伝達物質アセチルコリン(ACh)の濃度を増加させることによってアルツハイマー状態を制御する酵素です。ブチリルコリンエステラーゼ(BChE)は、アセチルコリンを加水分解するもう一つの酵素で、アルツハイマー脳のプラークで過剰発現します。

フェイジョア抽出物の全成分が片方もしくは両方の酵素に対して優れた活性を示しました。

研究情報
  • IgG含有乳清タンパクによるO157、サルモネラ菌、非定型抗酸菌の感染防御力
    生乳由来IgG高含有濃縮乳清タンパクによるO157、サルモネラ菌、非定型抗酸菌の感染に対する防御力
    Enriched bovine IgG fraction prevents infections with Enterohaemorrhagic Escherichia coli O157:H7, Salmonella enterica serovar Enteritidis, and Mycobacterium avium

  • ノコギリヤシ色素の肝細胞がんへの補助療法の可能性
    New Natural Pigment Fraction Isolated from Saw Palmetto: Potential for Adjuvant Therapy of Hepatocellular Carcinoma

  • ノコギリヤシ色素の血管新生抑制効果
    Red pigment from Saw palmetto: A natural product for potential alternative cancer treatment

  • CBP Facilitate Osteogenesis through Activation of the JNK-ATF4 Pathway
    CBPのJNK-ATF4経路活性化による骨形成促進
    CBP Facilitate Osteogenesis through Activation of the JNK-ATF4 Pathway

  • CBPの骨密度に対する上昇効果の検証
    乳清活性タンパク質 (Concentrated-Bovine Protein; CBP) の骨密度に対する上昇効果の検証

  • 初乳による人間の骨の成長と発達を促進する可能性
    初乳による人間の骨の成長と発達を促進する可能性
    Effect of a Growth Protein-Colostrum Fraction on Bone Development in Juvenile Rats

  • 濃縮乳清タンパク質(CBP)の効果:骨芽細胞増殖と骨代謝の促進作用
    濃縮乳清タンパク質(CBP)の効果:骨芽細胞増殖と骨代謝の促進作用
    Effects of Colostrum Basic Protein from Colostrum Whey Protein: Increased in Osteoblast Proliferation and Bone Metabolism

  • 血管新生阻害活性を有するサメ抽出脂質のメカニズムと臨床への応用
    An Ethanolic extract from a shark having potent anti-angiogenic activity: its anti-angiogenic mechanism and clinical application

  • サメ抽出脂質によるがん増殖や転移の抑制
    Shark Lipids for Treatment of Malignant Diseases

  • サメ抽出脂質による悪性疾患治療
    Inhibition of Cancer Growth and Metastases by Preparations Based on Shark Oil

  • レプチンは虚血誘発性網膜血管新生を刺激する
    レプチンは虚血誘発性網膜血管新生を刺激する
    Leptin Stimulates Ischemia-Induced Retinal Neovascularization

  • 脂肪組織と血管新生の関係
    脂肪組織と血管新生の関係
    Angiogenesis in an in vivo model of adipose tissue development

  • サメ抽出脂質の抗腫瘍効果
    機能性食品(アガリクスタケ、タモギタケ、ヤマブシタケ、アラビノキシラン、サメ軟骨、およびサメ抽出脂質)の摂取がマウスL M 8 Dunn 骨肉種移植腫瘍の成長に及ぼす効果

  • 紫外線照射によるシワの発生と血管新生の形成
    紫外線照射によるシワの発生と血管新生の形成
    Targeted Overexpression of the Angiogenesis Inhibitor Thrombospondin-1 in the Epidermis of Transgenic Mice Prevents Ultraviolet-B-Induced Angiogenesis and Cutaneous Photo-Damage